2019年2月12日火曜日

聖別

秘儀は、人を純化し、神的にしていく。
シュタイナーの語る秘儀とは何か。
ルドルフ・シュタイナーの、
「密儀の光に照らしたプラトン以前の希臘の賢者」を読む。
ヘラクレイトスについては、

 彼の思考は「通れない道」だ。
 聖別されずに、
 彼の思考に近づいたものは、
 暗さと闇しか見出さない、と伝承されている。
 密儀の徒には、太陽より明るい。

「聖別」という神学用語の意味だ。
聖別は、聖職の任命式である主教按手、司祭按手、執事按手で、
聖職者の頭に手を置き、
聖霊を注ぐことによって聖別が行なわれる。
これらの按手は叙階の秘蹟に相当する、とある。

ヘラクレイトスの神々の代理者となって初めて、
彼の思考がほんとうに理解できる。
ヘラクレイトスはアルテミスの神殿で、書いた。
その思考は、秘儀参入者によってしか理解されない。
「通れない道」とはそういう意味だ。

ルドルフ・シュタイナーの
父親は牧師だったが、
この書は、
明らかに聖職者として、
秘儀参入した者を前提としていることを
知っておかねばならない。

秘儀を授かるものは、光を得る。