2018年10月16日火曜日

観音振動1

前提を変えなければならぬ。
わたしたちは、
高次の意識に触れている言葉を探し、
触れようとしているに過ぎないし、
それが求めるものでもある。

山尾三省の「観音経の森を歩く」(野草社)は、
観世音菩薩について書かれてあるのだが、
最終章に唐突に出てくる「観音振動」に、ひきつけられる。
「海潮音」について書いているのだが、

音声の
全域にわたる
声を
持つ。

それが海潮音の意味するところなら、
古代の素朴性を遠く逸脱している、感性。
と山尾は書くのだが、
もとより、人を導く高次元の概念であるなら、
古代の素朴性に驚く前に、
より高次との接触を意味している、と受け取ったほうがよい。

観世音菩薩は、
ブラフマンのような
良き
音声を
持つ。