2017年9月24日日曜日

禅那と正思惟

 Lilium 'Casa Blanca'
スーパーで580で買ったカサブランカは、
1週間かけて開花し、まだ6房もつぼみのままだ。
うまくゆけば一ヶ月は咲いてゐてくれそうだ。

「国訳大蔵経」の「般若心経秘健」の読み下し文の
空海の文章が、きりりと美しい。
これを自分のものとしなければならないという気持ちになる。
リズミカルに畳み掛けてくる。
ふだんの朗読、朗誦にふさわしいものを感じる。
噛み砕く説明もない、これだけの短文の連なりで、
よく合点がいったものだ。
その知力に恐れ入る。
空海は、これほどの語彙をいつの間に吸収したのだろうとも。
「般若心経秘鍵」原文2行目を考えてみた。

 無辺の生死を如何んが能く断つ。
 禅那と正思惟のみあってす。

輪廻転生を繰り返すことを断つために、できることは何か。
それは禅定と正思惟だ。

まず禅那。
定(じょう)、静慮(じょうりょ)などと訳す。
定は「三昧」。
定は、ただ消極的、受動的な状態、恍惚境とは違い、
三昧によって、事物の正しさが理解できる働きのこと。
「覚」の立場から世界を再認識できるようになること。
さらに、その働きは「慧」と呼ばれる。

次に、正思惟(しょうしゆい)。
自己中心的な考えを捨て、
強欲、怒り、虚妄の貪瞋痴(とんしんぐ)の三毒に惑わされず、
正しく考えること。
成功を収めて幸福に生きていきたいと思うならば、
思考を正さなくてはいけない。
思考を正せば、行動は自ずと正しくなる。
















0 件のコメント:

コメントを投稿