2017年9月22日金曜日

心経秘健

如来。
菩薩。
明らかに実在している。
彼岸に。
此岸に。
その気配を感じる。

空海の、加藤精一訳「般若心経秘健」を読む。
焼肉を男女で食うのを我慢して、
「望月仏教語大辞典」を購入したあとに。
同書は空海が晩年、密教から解釈した般若心経の功徳を書いた。
真言宗では「読誦経典」である。

もとより、仏教を実践するというのは、
此岸で正しい智慧を身に着けて、
彼岸で迷わないためである。
地獄へゆかないためである。
空海が語る。

 これを誦するだけで、無知から解放される。
 ひとつの文字に、千もの真理が含まれていて、
 この世にいながら、大日如来の住む世界とともに在ることができる。
 確実に、悟りの境地に居る。

 心経の密教的深旨を理解するには、
 密教眼をもたねばならぬ。

 心経の一字一句は、法界に遍満している。
 内容は過去現在未来を貫く。
 心経によって無知を断て。
 邪魔する魔軍を撃破せよ。

 どうやって彼岸に渡るべきか。
 心を鎮めること。
 正しい智慧を養うこと。
 心経を保持、講じ、写し、供養せよ。

これから、般若心経を講じる空海に添うことにする。













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