2017年6月17日土曜日

偶 々

紅 花
   偶 々

つえぺりんも 春綿雲も 壱浬(のつと)
あんぱんや 古道具屋の 皿のうへ
抽斗が 微妙に開いて 聖五月
半分は 空想と書屋 六月の耕衣
靑き光 收(しま)ひ六月(ろくぐあつ) 盡きたるか
りら冷への 午後に心音 重ぬれば
人型の ろぼつとなづる 南風
そひやかな せえらあ服に 夏隱る
ていふあにいの 色に小夏(せうか)は 來たりけり
ぽうぷらも 鈴懸も鳴る 六月哉
水に燃ゆ   蛍は知るや  其の速き
あどるふが  さんざめきたり 青葉闇
梅雨寒の 粥に落ちたる 銀の匙
昵懇は 入魂とも記し  燕
ぽうぷらは さらさらてふ聲  與へらる
あきおもふ 面念思憶懐想惟 いづれにて















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