2017年5月21日日曜日

葛原妙子歌集「葡萄木立」


葛原妙子歌集「葡萄木立」(昭和38 白玉書房)を読む。

風ふけばいっせいに躍る光球葉洩れの太陽光さわぎたり
化粧水たたへし壜のたふれゐる窓より青き草生は近し
ひとつならず箱ちらばりて更けしかば箱の中にも溜る月光
葡萄の木にぶだうの花過ぎをとめは瞼のかげに大き目をやどす
一枚の玻璃はつめたきつらなりし山脈は葡萄のごと翳りそむ






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