2017年4月8日土曜日

珠 蜻



古語探索は続いている。
珠蜻は、「たまかぎる」と訓む。
古くは、「かげろふの」「かぎろひの」と訓んだそうだ。
「微かに」「幽かに」の意味だ。
「かげだに見えぬ」ものをも謂う。
翳である。
実よりも虚である。
あるかなきかの、
声、色、気、ひと、立ち居振る舞い、気持ち、
を感じとる。
たまかぎる、という古い言葉遣いが、
日常とは異なる意識を生む魔法になる。
珠は玉。魂の憑代。
珠の「ま」は
幸田露伴先生のいうように
「中心の、内部の、まことの状態にある完全なもの」。
かぎろひは、
輝くが、強烈な光であるのと反対に、
ゆらゆらゆれるようなやはらかなひかり、を指している。










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