2017年4月1日土曜日

綺語抄

うぐいすかぐら
藤原仲實の書いた、
本歌学大系所収の平安時代の歌学の書「綺語抄」を読んでいる。
難解な歌の詞や単語を、天象から植物までの17の部門に分類しているそうだ。

この書は当時の歌人にとっての、
「難解語」を集めているらしい。
これが動機だ。
新古今時代の人々にとって、
難解だった詩語とは何か、という疑問。

難解というのは、
本来の意味が失われている古い詩語かもしれないし、
万葉と古今の時代に、普遍化しなかった、独創的な詩語かもしれない。
だとすれば、古代の言葉へのアプローチのひとつになる筈。

斎藤茂吉も「柿本人麿」の評釈読解において、
さかんに、同書を引用しているのだから、
この書、この細い路もまた、古い時代へのきっと大切なものに違いない。

「さゐたづま」という言葉があった。
さゐは「さゐさゐ」のことだろうか。
たづまとは、さらに、わからぬ。
藤原仲実は、ただ、「草をいふ」と書いているだけだった。

ぐぐる。
「さゐたづまいろ」で出てきた。
「左伊多津万色」と万葉仮名が振られている。
黄味を含んだ濃い緑色、のようだ。
「虎杖」の古名と分かる。

















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