2017年2月13日月曜日

弥生語


弘道館

 太初に言葉ありき。言葉は神とともにありき。

という文語訳聖書ヨハネ傳の冒頭。

 観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空

という般若波羅蜜多心経の冒頭。

このふたつが、弥生語の原典、
大阪大学所蔵の香取神宮「弓前文書」原文を読んだとき、
同時に頭の中をよぎった。
真理のようなもの、自然哲学のようなものだ。

弓前文書は紀元六百年過ぎに出来た古事記の種本らしい。
古事記、日本書紀、古語拾遺などよりはるか前の日本語が、
それはすでに失われてしまった古語かも知れぬが、
確かに眠っている。同時に現代語を規定もしている。
音に、輸入まもない漢字があてられている。
現代語訳は池田秀穂さん。

 ソラピカ(虚耀日威)は、
 宇宙から降り注ぐちから、の意味だ。

 ピナツ(日成鋭)は、
 稲妻だ。

 スナチ(澄成育)は、
 風の流れだ。

 ズビレ(澄霊舞)は、
 水という媒体の霊力だ。

言葉の秘密を知るためにどこまで遡るのか。
どの深みから言葉をつむげばいいのか。
ひたすらひたすら、潜行する。










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