2016年10月30日日曜日

偶 々

藍の花

未來帖 風に闢(ひら)けば 一葉ちる
銀嶺へ 蝦夷鹿の迪(みち) 續きたり
さみどりは 芹一茎の 煮ゆる間の
土にひそみ だしぬひてみたり 李もみぢ
橄欖(かんらん)は 遠き空から 零(ふ)る龝光(しうかう)

名を持たば 卑草に非ず 末枯野(うらがれの)
月の盈(み)つ 晝は惑ひの 斷ち難し
もみぢなす なつはぜ迪の 夕明かり
黒き實は 不穏なるかな はぜもみぢ
水分(みまくり)は みづかありなむ 妙見祀(みやうけんさひ)

殘生(ざんせう)の 幾許(いくばく)あらぬ 一葉ちる










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